監修 クローバー歯科 院長 霜山 哲一
歯科医師歴18年・インプラント歴10年
下の総入れ歯は、なぜ安定しにくい?
上の入れ歯は大丈夫なのに、下だけ外れる。
実は、下の総入れ歯はもともと安定しにくい入れ歯です。
総入れ歯の悩みで特に多いのが「下の入れ歯が外れる・浮く」というものです。
下の総入れ歯が安定しにくい理由
理由 01
吸着しにくい
上の入れ歯は上あご全体に吸い付きますが、下の入れ歯は舌があるため、吸い付く面積が小さくなります。
理由 02
舌や頬の動きの影響を受ける
話したり食べたりするたびに、舌や頬が入れ歯を動かします。
理由 03
骨がやせやすい
下あごの骨は歯を失うとやせやすく、入れ歯の土台が小さくなりがちです。
安定させる方法
1
調整・裏装(リライン)
入れ歯の内側に材料を足して、今の歯ぐきの形に合わせ直す方法(裏装・リライン)で、安定しやすくします。
2
作り直し
形を一から見直して、安定しやすい入れ歯を作ります。
3
インプラントで固定
下あごに2本のインプラントを入れて入れ歯を固定する方法です。安定性が大きく変わる可能性があります。
🦷 入れ歯の悩みを根本から変える方法も
数本のインプラントで入れ歯を固定する「インプラントオーバーデンチャー」なら、入れ歯が外れにくくなり、しっかり噛めるようになる可能性があります。取り外して洗えるので、お手入れもしやすい方法です。
💡 院長のこだわり:
入れ歯でお悩みの方は、今の入れ歯の状態も含めてご相談ください。
よくある質問
Q. 下の入れ歯だけインプラントで固定できますか?
はい、可能です。下の総入れ歯は、インプラントで固定する効果を実感しやすい場所です。
Q. インプラントは何本必要ですか?
当院では、下の入れ歯は2本から、上の入れ歯は4本からで固定しています。基本はこの本数で安定しますが、それでも安定しない場合は、本数を増やすこともできます。骨の状態をCTで確認してご提案します。
まとめ
- ✅ 下の総入れ歯はもともと安定しにくい
- ✅ 舌の動き・骨のやせが原因
- ✅ インプラントで固定すると安定性が大きく変わる可能性