2026年10月23日

監修 クローバー歯科 院長 霜山 哲一
歯科医師歴18年・インプラント歴10年
インプラントの「失敗」を防ぐために
インプラントのトラブルの多くは、事前の準備と治療後のケアで防げます。
当院が行っている予防の取り組みとあわせてご紹介します。
「インプラントで失敗した」という話を聞いて、不安になる方もいると思います。トラブルには原因があり、原因がわかっていれば、防ぐための準備ができます。
このページでは、起こりうるトラブルと、それぞれを防ぐために当院が行っていることをセットでご説明します。
骨としっかり結合させるために
インプラントは、手術のあと数か月かけて骨と結合します。結合がうまくいかない原因として多いのは、手術後の傷口からの細菌感染です。そのため当院では、手術の前後で感染予防を徹底しています。
🛡 当院の取り組み
・手術前にこまめにクリーニングに通っていただき、お口の中の細菌を減らしておきます
・手術前に抗生物質を飲んでいただきます
・手術後も抜糸まで、うがい薬でこまめにうがいをしていただきます
こうした感染予防を重ねることで、成功率を高めています。
インプラント周囲炎を防ぐために
インプラント周囲炎は、インプラントの周りに起こる歯周病のような炎症です。痛みなどの自覚症状が出にくいため、治療が終わった後のケアが何より大切です。
🛡 当院の取り組み
・治療の前に、すべての方に周囲炎のこととメンテナンスの大切さをお伝えしています
・治療が終わった後も、定期的な検診・クリーニングに通っていただきます
・インプラントの周りのお手入れの方法を、一人ひとりに合わせてお伝えします
実際に、当院でインプラント周囲炎になる方はごくわずかです。
インプラント周囲炎について詳しく
症状や、ふだんのお手入れで気をつけたいことをまとめています。
ネジのゆるみは、検診で見つけて締め直す
被せ物を固定しているネジが、まれにゆるむことがあります。ほとんどは定期検診で見つかるため、締め直して対応します。定期検診は、こうした小さな変化に早めに気づくためにも大切です。
被せ物の破損を防ぐために
インプラントの被せ物が割れることは、かなりまれです。そもそも割れないように、治療を始める前から準備をしています。
🛡 当院の取り組み
・かみ合わせの力のかかり方を考えて、インプラントを入れる位置や角度を計画します
・かみ合う相手の歯の状態も確認し、必要があれば調整してからインプラントを入れます
・被せ物はすべてジルコニアで作っています。割れにくい素材です
万が一割れてしまった場合も、保証期間内であれば無料で作り直します(保証は定期メンテナンスの受診が条件です)。
タバコを吸っている方へ
タバコは、傷の治りや歯ぐきの血流に影響するため、インプラントにとって大切な注意点のひとつです。
とはいえ、すぐにやめるのは難しいという方も多いと思います。当院では、タバコを吸っている方のインプラント治療も行っています。そのうえで、次のことに気をつけていただいています。
- ✅ できれば禁煙がいちばんです
- ✅ 難しい場合も、手術の前後はなるべく吸わないようにしていただきます
- ✅ 治療後も、定期的な検診・クリーニングを欠かさずに
タバコのことも含めて、遠慮なくご相談ください。
患者さんと一緒に防ぐ
治療前に当院が行うこと
CTで骨・神経・血管の位置を確認して計画を立てること、インプラントの前に歯周病を治療すること、衛生面に配慮した専用のオペ室で手術を行うこと。当院では院長が全症例を担当しています。
💡 院長のこだわり:
インプラントは、入れて終わりではなく、長く使っていただくことが大切です。治療前の準備から治療後のメンテナンスまで、一緒に取り組んでいきましょう。不安なことは、治療前に何でもお聞きください。
よくある質問
Q. インプラントが骨とくっつかなかったらどうなりますか?
インプラントを取り除き、骨が回復するのを待ってから再度治療を検討します。当院のインプラントには保証があります(定期メンテナンスが条件)。
Q. 他院で入れたインプラントの調子が悪いのですが、診てもらえますか?
まずはご相談ください。状態を確認したうえで、対応できることをご説明します。
まとめ
- ✅ 骨との結合は手術前後の感染予防で成功率を高める
- ✅ 周囲炎は治療後の定期検診・クリーニングとお手入れで防ぐ
- ✅ ネジのゆるみは検診で見つけて締め直す
- ✅ 被せ物は計画・かみ合わせの調整・ジルコニアで割れにくく、保証期間内は無料で再製
- ✅ タバコを吸う方も治療可能。手術の前後はなるべく吸わない