監修 クローバー歯科 院長 霜山 哲一
歯科医師歴18年・インプラント歴10年
抜歯の当日から、治るまでの流れ
抜歯の前に流れを知っておくと、不安がぐっと小さくなります。
当日の流れと、抜いた後の過ごし方をまとめました。
「歯を抜く」と聞くと、痛みや腫れが心配になる方が多いと思います。このページでは、抜歯の当日の流れと、抜いた後の経過、気をつけたいことをまとめました。
抜歯当日の流れ
1
診察・確認
体調や服用中のお薬を、お薬手帳などで確認します。
2
麻酔
表面麻酔を塗ってから、細い針で麻酔をします。麻酔がしっかり効いたことを確認してから進めます。
3
抜歯
歯を支える組織をゆるめながら、できるだけ周りの骨を傷つけないように歯を抜きます。
4
止血
ガーゼを30分ほどしっかり噛んで、血を止めます。必要に応じて傷口を縫います。
5
お薬・注意事項の説明
痛み止めや抗生物質をお渡しし、当日の過ごし方をご説明します。
抜歯後の経過の目安
| 当日 | 麻酔が切れると痛みが出ることがあります。痛み止めは早めに飲みましょう。少量の出血はよくあることです。 |
| 2〜3日後 | 腫れがいちばん大きくなりやすい時期です。その後は少しずつ引いていきます。 |
| 1週間前後 | 糸を縫った場合は、抜糸を行います。痛みや腫れはほぼ落ち着きます。 |
| 数週間〜数か月 | 穴が歯ぐきでふさがり、骨が少しずつ作られていきます。 |
💡 ポイント
経過には個人差があります。抜く歯の場所や、抜歯の難しさによっても変わります。
抜いた後の治療も考えておく
抜歯は治療のゴールではなく、次の治療へのスタートです。抜いた場所をインプラント・ブリッジ・入れ歯のどれで補うかを、できれば抜歯の前に決めておくと安心です。インプラントを考えている場合は、条件がそろえば抜歯と同じ日にインプラントを入れられることもあります。
💡 院長のこだわり:
抜いた後にどの治療で歯を補うかまで、抜歯の前から一緒に考えていきます。当日の流れや過ごし方も、その場で丁寧にご説明します。
詳しく知りたい方へ
痛み
抜歯は痛い?
麻酔と、痛みを抑えるための工夫。
腫れ
抜歯後の腫れ・痛みはいつまで?
経過の目安と、腫れたときの対処法。
注意
抜歯後にやってはいけないこと
うがい・飲酒・運動・入浴の注意点。
穴
抜歯後の穴とドライソケット
穴がふさがるまでの期間と、強い痛みが続くとき。
よくある質問
Q. 血をサラサラにする薬を飲んでいます。抜歯はできますか?
多くの場合、薬を続けたまま抜歯できます。服用中のお薬はお薬手帳で確認し、飲んだままでも血を止められると判断したうえで抜歯しますので、ご安心ください。自己判断で薬をやめるのは危険なので、絶対にやめてください。心配な場合は、遠慮なくお尋ねください。
Q. 処方された痛み止めや抗生物質は、ふだんのお薬と一緒に飲んでも大丈夫ですか?
お出しするお薬と、ふだん飲んでいるお薬との飲み合わせは、当院で確認しています。安心してお飲みください。
Q. 抜歯した日はお風呂に入れますか?
当日は長風呂を避け、シャワー程度にしましょう。体が温まると出血しやすくなります。
Q. 抜歯後、いつから普通に食事ができますか?
麻酔が切れたら食事はできますが、数日はやわらかいものを、抜いた場所と反対側で噛むようにしましょう。
まとめ
- ✅ 抜歯は麻酔をしっかり効かせて行う
- ✅ 腫れは2〜3日後がピークになりやすい
- ✅ 当日はうがいをしない(唾液や血を吐き出す程度に)
- ✅ 当日は飲酒・運動・長風呂を控える
- ✅ 抜いた後の治療も早めに考えておく