監修 クローバー歯科 院長 霜山 哲一
歯科医師歴18年・インプラント歴10年
抜歯は痛い?痛みが苦手な方へ
抜歯中は麻酔が効いているので、痛みを感じることはほとんどありません。
麻酔そのものの痛みを抑える工夫もあります。
抜歯が怖いと感じる理由の多くは「痛そう」というイメージです。実際には、麻酔がしっかり効いていれば、抜歯中に痛みを感じることはほとんどありません。
抜歯中の感覚
麻酔が効いていると、痛みは感じませんが、「押される感じ」や「引っ張られる感じ」は残ります。これは触られている感覚で、痛みとは別のものです。もし途中で痛みを感じたら、手を挙げるなどして遠慮なく伝えてください。麻酔を追加して対応します。
麻酔の痛みを抑える工夫
工夫 01
表面麻酔
注射の前に、歯ぐきの表面に塗る麻酔を使い、針が入るときのチクッとした痛みをやわらげます。
工夫 02
細い針
できるだけ細い針を使うことで、刺すときの痛みを抑えます。
工夫 03
麻酔液の温度
麻酔液を体温に近い温度に温めることで、注入するときの違和感を減らします。
当院では、インプラント手術などでもこうした工夫を取り入れ、できるだけ痛みの少ない治療を心がけています。
当院が麻酔をしっかり効かせる理由
当院では、抜歯のときは通常より強めに麻酔を効かせてから治療しています。できるだけストレスなく治療を受けていただきたい、という気持ちはもちろんあります。
それに加えて、治療中に痛みがあると、体に力が入ったり急に動いてしまったりして、治療がしにくくなります。思わぬけがなど、事故のリスクも高くなります。安全に治療するためにも、痛みを感じない状態をつくることを大切にしています。
→ インプラント治療は本当に痛い?
麻酔が効きにくいことはある?
炎症が強く腫れている場合や、下の奥歯などでは、麻酔が効きにくいことがあります。その場合は、先に炎症を抑える処置をしてから抜歯することもあります。
抜歯後の痛み
麻酔が切れたあとに痛みが出ることがありますが、多くの場合は処方する痛み止めで落ち着きます。痛み止めは、麻酔が切れる前に早めに飲むのがポイントです。痛みが日に日に強くなる場合は、ドライソケットなどの可能性があるため、ご連絡ください。
💡 院長のこだわり:
抜歯を怖がっている方には、「痛くないように、いつもより強めに麻酔をしてから抜きますね」とお伝えしています。痛がられると、こちらも治療がしにくく、安全面でもよくありません。患者さんのためでもあり、私自身のためでもあるんです。痛みが苦手な方も、遠慮なくお伝えください。
よくある質問
Q. 痛みが怖くて抜歯をためらっています。
麻酔の工夫で、抜歯中の痛みはほとんど感じずに済みます。不安なことは事前にお聞かせください。説明を聞くだけでも、不安が小さくなる方が多いです。
Q. 抜歯にはどのくらい時間がかかりますか?
歯の状態によりますが、簡単な抜歯であれば数分〜数十分程度です。根が曲がっている場合などは、時間がかかることがあります。
また、あとでインプラントを予定している歯で、根の先に膿の袋(根尖病変)がある場合は、インプラントのために悪い組織をできるだけきれいに取り除きます。そのため、歯を抜くことよりも、そのあとの処置に時間がかかり、15分前後かかることが多いです。
痛みに不安がある方へ
過去の治療で痛い思いをした経験があると、歯医者そのものが怖くなってしまうことがあります。そうした方こそ、治療の前に不安なことをお聞かせください。どのタイミングで何をするのかを事前にご説明し、途中で休憩をとりながら進めることもできます。インプラント手術でも、同じように痛みへの配慮を行っています。
まとめ
- ✅ 麻酔が効いていれば抜歯中の痛みはほとんどない
- ✅ 表面麻酔・細い針・温めた麻酔液で麻酔の痛みも抑える
- ✅ 当院では通常より強めに麻酔をしてから抜歯(安全のためにも大切)
- ✅ 抜歯後の痛みは痛み止めを早めに
- ✅ 痛みが強くなる場合はすぐに連絡を