2025年12月03日

口腔管理体制強化加算(口管強)
お口の健康を長く守るために、予防や定期管理の体制がしっかり整った歯科医院を国が認める制度です。この認定を受けている医院では、保険を使って定期的な歯のクリーニングや管理を受けやすくなります。
口管強として認められる条件
医院側は、次のような体制づくりが求められます。
• 歯科医師や歯科衛生士がしっかり配置されていること
• 歯周病などの継続的な管理実績が一定数あること
• 訪問診療を含む口腔管理を幅広く提供できること
など、国が決めた基準をクリアしなければ認定されません。
つまり、「通って終わり」ではなく、長期的な予防管理ができる医院だけが口管強になります。
患者さんにとってのメリット
口管強の歯科医院では、
• 保険で定期的に歯のクリーニングがしやすい
• 虫歯や歯周病の再発予防につながる
• 子どもから高齢の方まで、継続して診てもらえる安心感
といった利点があります。
「歯を守る」という点では、患者さんにとって心強い制度です。
デメリット(費用の面)
ただし、知っておいていただきたい点もあります。
• 口管強の医院では加算がつくため
➡ 他の医院より窓口負担が少し高くなる場合があります
定期的なケアがしやすい一方で、
「毎回少しずつ費用がかかる」点がデメリットと言えるかもしれません。
※保険診療の範囲内なので、高額になるわけではありませんが、
「なんで前より高いの?」という疑問が出やすい制度です。

まとめ
口管強は、
✔ 予防に力を入れ
✔ 長くお口の健康を守ることができる歯科医院
の証です。
一方で、加算により少しだけ患者さんの負担が増える可能性があります。
そのため、当院では
「患者さんのお口とお財布の負担、どちらも大切に」
という考えのもと、しっかり説明しながら診療しています。
ご不明点があれば、いつでもお気軽にお声がけくださいね。